Fleche2017 本編②鳥羽フェリーターミナル

欠航が決定された、伊勢湾フェリーの9:20便。次の便は1時間10分後の10:30である。


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ここで、アイウェアを回収して戻ってきたはるさんを加えて、臨時チーム会議を開く。せっかくの空き時間を無駄にしたくないので、名物の伊勢うどんを食べながら。

ここまで来た以上、フェリーには乗りたい。1時間10分のロスは痛いが、うちのチームの走力(たぶん、全員24時間あれば500km走れる)があれば、なんとか巻き返すことは可能のはず。

結論は、「次の便までは待つ。それも欠航ならば陸路で迂回する。」ということになった。

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うどんを食べながら、窓の外の様子を眺める。霧は濃く、湾の入口すら見えない。店の方によれば、「ここ最近で最悪の霧」とのこと。風がほとんど吹いていないので、霧が散ってくれないらしい。

もしもの際に備えて、迂回ルートを検討しておくこととなった。通行止めの際の詳細な決まりがわからないので、AR日本橋の代表・坂東さんの番号に電話してみるも、残念ながら不在。確か、代表自身もフレッシュを走っているはず。なかなか繋がらないのは仕方ない。




迂回ルートは、基本的には元の申請ルートをなぞることが望ましいはず。私達のチームは、フェリーで伊勢湾を渡った後、御前崎を通るルートを申請していた。陸路で迂回した場合、まずは名古屋まで行き、東海道で潮見坂へ。ここで元のルートに合流することが出来るはず。ただ、そこまでの迂回距離は200km。かつて、フレッシュにおいてここまで長距離の迂回をしたチームは居ないだろう。

窓の外の様子を見ていると、少しずつ霧が晴れてきた。先程までは見えなかった湾の入口が、うっすらと見える。風が出てきたようだ。

  「これは行けるかもね!」
  「行けるといいですね~」

  
と話しながら、次の便に関する放送を待つ。

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そして、10:20。放送が流れた。

 「お客様にご連絡致します。
  本日、10:30の便は……
  濃霧のため、欠航致します。

  

一報を聞くや否や一斉に立ち上がり、自転車へと向かうチームメンバー。

海路は閉ざされた。ここからは陸路。1時間半の借金を背負い、いざ北へ。


(つづく)
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2005年に書かれた東京~大阪の自転車向けルートガイド。情報は古くなっているものの、今でも十分使えます。


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