富士3PEAKS 2nd Peak: スバルライン

写真 2013-06-30 _2 

10:22、スバルラインの料金所に到着。前述の通り、この日はスバルラインで開かれる「Mt.Fujiヒルクライム」の前日。翌日の大会に備えて、次々と登っていく人が見えた。200円の通行料を払い、坂に取り付く。今度世界遺産に登録されるはずだが(その後、登録)、そうなったらここの通行料も上がるのだろうか。

スバルラインは24kmで1200mの標高差。平均斜度は5%と、今回の3本の中では一番楽な道である。先ほどまであざみラインを走っていたためか、ペースを上げなければ全く辛くない。「あざみを走れば、他の峠は平地に感じる」とはよく言ったものだ。1kmあたり5分ペースで淡々と高度を稼ぐ。

中盤に差し掛かった所で、対向車線に信じがたいものを見る。一輪車……!?30インチはあろうかという車輪の一輪車が下りてきたのだ。数年前、和田峠で一輪車と擦れ違ったことがあるが、まさか同じ人か?「凄いですねぇ!」と声をかける。振り返って一輪車を見ると、ちゃんとブレーキは付いていた。しかし、どうやって料金所を通ったのだろう……?自転車と見なしてもらえたのだろうか。

20km地点で、初めて後ろから来た人に抜かされた。なんと女性。黄色いジャージを着ており、辛うじて「Champion」の文字が読み取れた。どこかの大会のチャンピオンだろうか?頑張れば付いていけそうだったが、無理は出来ないので早々に千切れる。ダンシングが軽やかで格好良かった。

ゴール2km手前の平坦区間に入るも、スピードは乗らない。大会時は時速40km巡航できる場所なのだが、時速30kmが精々。やはりあざみ+スバルの疲れは確実に脚を蝕んでいるということか。

平坦区間を越えれば、あと少し登って終わり!アウターのままダンシングで駆け上がる。


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料金所から1時間48分、2nd Peak: スバルラインの5合目に到着!これまた大会のタイムより30分も遅いが、大体想定通りである。先ほどのチャンピオンジャージの女性も既にゴールしていた。ジャージには「ハルヒル」の文字。なるほど、榛名ヒルクライムのチャンピオンなら、あの速さも納得である。恐らく翌日の大会でも上位に入ったことだろう。

写真 2013-06-30_1 
五合目は若干ガスが出ているものの、展望台からは雲海や甲府側の山々が綺麗に見えた。眺望は3つのラインの中でここが一番だと思う。

富士山メロンパンを食べたい欲求にも駆られたが、売店は激混み。行列に並んでいたら体が冷えてしまう。気温は12度ほどと肌寒いため、ここでウインドブレイカーを羽織る。カロリーメイトを水で流し込み、記念写真を撮って早々に離脱。

スバルラインの下りは好きだ。ゆるいカーブしか無いので、ダウンヒルの苦手な自分でも怖くない。中盤で、登りでも見た一輪車の人を抜かす。なるほど、一輪車はシングルスピード。空転させることができないため、登るより降りるほうが大変なのだ。そして次に見たのはメイドさんジャージ。誰だろう……と思ったら、乗ってる自転車がMTB。もしかしてRalleyさん?声を掛けようと思ったが、気づいた時には既に遅し(後で本人に確かめたら、やはりRalleyさんであった)。

再び料金所まで戻ってきた所で、走行距離は100kmを超えた。経過時間は6時間。なんとか平均速度はグロスで時速15kmを上回っている。ともかく、これで3分の2は終わった。残るはあと1本!結構余裕そうだな……と、この時は思っていた。しかし、この後「百里を行く者は九十を半ばとす」という故事成語の意味を痛いほどに思い知ることになるのであった。



時刻は13:00。すぐ近くの富士北麓公園でMt.Fujiヒルクライム前日のイベントの真っ最中である。今年はイモトや森口博子がゲストに来たり、パレードもあるということなので見たいとも思ったが……やはり先を急ぐことを優先する。少しでも遅れれば、最後の下りが真っ暗なのだ。それだけは避けなければ。

次のスカイラインの登り口までは約40km。富士山の北から南西まで3分の1周する。この区間も勿論平坦ではなくアップダウンばかり。R139からK71に入り、再びの登り。ピークからは本栖湖が綺麗に見えた。Garminによれば、ここからはスカイラインの入口までほぼ下り。

写真 2013-06-30_3 
途中、富士山を真西から望む場所があったので写真を撮った。そういえば、今日はずっと富士山が左手に見えている。富士山一周をしているので当たり前といえば当たり前なのだが、見守られているようで気分は高揚した。そういえば、この富士山の角度、見たことがあるような……と思ったら、半年前に観戦したシクロクロスの全日本選手権であった。会場はここのすぐ近く。まさか半年後にこの場所を3PEAKSで走ることになるとは想像していなかった。

本栖湖からの下りはカーブも少なく、快適ではあったが……一体どこまで下り続けるのだろう。せっかく稼いだ高度がどんどん下がっていく。結局、スカイラインの登り口である篠坂交差点に着く頃には、標高を500m近くまで下げていた。これから登るスカイラインの5合目の標高は、他と同じくらいだろうから2000mくらいのはず。確か長さは27km。標高差を1500mとすれば、平均勾配は5%ちょっと。スバルラインと同じくらいなら、2時間15分もあれば登れるだろう……と思っていたのだが。

1時間半後、これがとんでもない計算違いであったことに気付くことになる。やはり事前調査は重要である。
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