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Fleche2013(日本橋→三条大橋)~⑥名古屋~四日市

名古屋をスタートして気づく。……風が止んでいる。岡崎を過ぎた辺りから徐々に弱くなっているのは感じていたが、ここに来てついに無風となった。道路脇の幟も垂れ下がったまま。「今頃、風が止んでも遅いよ~」とこぼすメンバーたち。全くである。

木曽川を越えようとしたところで、今度は日野さんがパンク。あと20kmほどで四日市ということもあり、今回も先に行って待つことにする。

風が止んだこともあり、巡航速度がこの辺りで急上昇。35km/hで終始走る。このペースが静岡で出せていれば……と思うと、悔やまれる。ただ、冷静に考えれば風が止むまで省エネ運転も出来たはず。そちらの方が、最終的には楽だったはずだが、後の祭り。今はただ、次の休憩地点まで向かうことだけを考える。



21:30、臨時休憩ポイント:ミニストップ四日市浜田町店に到着。ようやく休める~~……と思って店に入ると、絶望的な事実が明らかになった。

……イートインの席が3つしかない。こちらは4人。これでは全員で休めないではないか。

経験上、地方のミニストップは最低でも6席はあったので油断していた。こうなれば、近くでファミレスにでも入るしかないか。四日市は一応三重でも大きな都市であるし、近くにはいくつかファミレスもありそうだ。ただ、遅れている日野さんに場所の変更を伝えるのは難しい。とりあえず、彼が追いつくまで、3人で休むことにした。



――カップラーメンの香りで目が覚める。キクミミさんが横でカップラーメンを食べていた。どうやら10分ほどは寝られたらしい。日野さんはそろそろ追いついたかな……と思ってチャリモさんに聞いてみると、「外で寝てるよ」とのこと。もう既に到着していて、仮眠していたらしい。人間、疲れればどこでも眠れるものであるのだなぁ、と感心。まぁ、西伊豆のトンネルの中と比べれば、大分こちらの方が安心して寝られるのだが。

全員、数分では有るが仮眠を取り、眠気を飛ばせた模様。この時点で時刻は22時。ラストPCである関駅前のサークルKまでは残り26km。Flecheのルールでは、「ラスト2時間で25km以上走行する」というルールがあるが、ラストPCまで辿り付けばその条件は満たせる。しかしその先をどうするか?

このまま行けば、23時過ぎにはラストPCに到着可能。しかし、その後に待つのは鈴鹿峠。ラストPCに指定したのは、鈴鹿峠前最後のコンビニ。鈴鹿峠を越えてしまうと暫くはコンビニも何も無い。気温は四日市の時点で13℃。鈴鹿を越える頃には10度を下回るであることが予想された。チラホラとコンビニはあるが、どこもイートインスペースは無く、ゆっくりすることは出来ない。仮眠するためには、ラストPCから30km離れた水口まで走る必要がある。



次第に、「ラストPCをゴールとする」という選択肢しか無いように思えてきた。ラストPCまで辿り付けば、走行距離は426km。当初の設定距離(500km)の80%以上を走っているため、Flecheとしては「完走」の扱いになるのだ。

鈴鹿峠を越えれるだけの時間の余裕はある。ただ、下がり続ける気温の中、ギリギリまで走ることが果たして最良の選択肢と言えるのか?Flecheの精神では、ギリギリまで距離を伸ばすことが良いとされている。しかし、何よりロングライドで大事なのは、「無事に帰ってくること」。自分の判断が自分1人に振りかかるBRMでも勿論それは重要。そして、チームライドであるFlecheにおいては、メンバー全員の安全こそ最も優先すべき事項であると思うのだ。それを判断するのは、リーダーの自分である。

昨年は撤退時点で完走認定の距離に届いていなかった。しかし、今年は既に越えている。これ以上リスクを増やすよりは、安全に認定を目指すべき。……結論は固まった。


  「関のラストPCで今回は終わりにしましょう。
  で、近くの宿に泊って、明日輪行で京都に向かうことにします。」



メンバーは全員、この判断に同意してくれた。京都に取った宿のキャンセル料は掛かるが、それは仕方ない。Flecheの認定を得るためには、24時間経過の0時地点での場所を証明しなければならない。関で0時を迎えれば、京都へ向かう電車は終わっている。現時点で京都の宿に泊るのは無理であることが明らかだった。


ゴールは決まった。あと26kmで、長かった一日が終わる。疲れきっていた全員の瞳に、力が戻っていくのが解った。そしてここで、スタートから22時間が経過。Flecheでは22時間地点での現在地点を記録し、次のコンビニでレシートを貰う必要がある。忘れずにレシートを貰って店を出た。

あと、一区間……!
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Author:ばる
群馬産のキャノンボーラー。
普段はラーメンかカレーを食べに行くグルメライドばっかりやってます。

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【長距離自転車TT記録】
大阪→東京:23時間02分
東京→大阪:23時間18分
東京⇔大阪:67時間38分
青森→東京:36時間05分

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2005年に書かれた東京~大阪の自転車向けルートガイド。情報は古くなっているものの、今でも十分使えます。


拙著の「東京→大阪キャノンボール」レポート掲載。タイムテーブルや、戦略等を詳しく書いています。


シクロツーリストの田村編集長による長距離走行ガイド本。時短法やキャノンボール挑戦時のエピソードが掲載されています。

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