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Fleche2013(日本橋→三条大橋)~③静岡~袋井

08:30、PC3:ローソン静岡黒金町店に到着。向かい風でメンバーに疲れが見えたため、当初の予定より5分ほど長めに休憩を取って出発した。


宇津ノ谷トンネルを出ると、風はより一層強くなっていた。風速にして5~8m/sといった所だろうか。トンネルを出たところで振り返ると、ゲンスケさん以外の姿が無い。

  「やっぱり、Miagi君の調子が悪いみたいで、
  キクミミさんとチャリモさんの二人は
  一緒に走ってるみたいですよ。」

  「うーん、そうですか・・・・・・」

まだここまでの距離は1/3に過ぎない。ここでペースが崩れれば京都までの到達は絶望的である。

  「そこで提案なんですけど、これは400kmゴールも
  考えた方がいいんじゃないでしょうか。」


Flecheもブルベである以上、出走前に決めたルートを走り切るのが原則となる。しかし、追い風で進みすぎてしまったり、逆に天候で思うように進まないこともありうる。そこで、定められている特別ルールが、通称「20%ルール」。最初に申請したルートの走行距離の±20%以内の距離を走れば、「完走」と認定されるのだ(+20%以上走っても、+20%までの距離が認定距離となる)。

今回、我々のチームが申請した距離は500km。-20%の距離は400kmとなる。これだけ走れば、一応ブルベとして認定はされる。ゲンスケさんの言う「400kmゴール」とはこのことだった。それも考えなくてはいけないな、と思いつつ、追いついてくる3人を待って出発した。


以前にも書いたが、藤枝~島田は退屈な区間だ。東京→大阪キャノボの時も一番眠くなったのがここだった。あの時も向かい風だったが、今回は明らかに風が強い。それでも、30km/hで先頭を引きながら前に進む。


大井川を越えると、中盤の難所、金谷峠だ。しかし、今回は難所という悲壮感は無い。

  「やった登りだ!!風の影響が無い!!」

ゲンスケさんが叫ぶ。後から振り返っても、静岡~名古屋までで一番走りやすかったのが金谷峠である。この表現で、どれだけ向かい風が強かったか解って頂けるのではないだろうか。ハイテンションになった一行は、かなり良いペースで峠を登っていく。そして頂上前では、チャリモさんが謎のスプリント。KOMは彼の手に。

  「金谷峠を越えたら風が弱まるといいんだけどなぁ……」

と、チャリモさんがこぼす。峠を越えると天気が一変することは良くある。しかし、風の予測図を見ると、その可能性は薄かった。小夜の中山トンネルを抜けると一気にダウンヒルに突入するが、風に押し戻されそうになる。静岡の風が本気を出し始めた。これが「遠州の空っ風」という奴だろうか。


11:50、PC4:セブンイレブン袋井川井店到着。予定より一時間遅れ。店の前にあるノボリが恐ろしい勢いではためいている。ここまで来ると、「強風」というより「暴風」になってきた。事実、この日は静岡に暴風波浪警報が出ていたようだ。

そしてここで、一つの決断が下されることとなった。
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群馬産のキャノンボーラー。
普段はラーメンかカレーを食べに行くグルメライドばっかりやってます。

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【長距離自転車TT記録】
大阪→東京:23時間02分
東京→大阪:23時間18分
東京⇔大阪:67時間38分
青森→東京:36時間05分

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2005年に書かれた東京~大阪の自転車向けルートガイド。情報は古くなっているものの、今でも十分使えます。


拙著の「東京→大阪キャノンボール」レポート掲載。タイムテーブルや、戦略等を詳しく書いています。


シクロツーリストの田村編集長による長距離走行ガイド本。時短法やキャノンボール挑戦時のエピソードが掲載されています。

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