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Fleche2014 エピローグ

天気には恵まれたものの、トラブルがとにかく多かった今年のFleche。


fleche92.jpg
そんな中、裏ゴールの日本橋まで至ることが出来たという成果は、今回集まってくれたメンバーの協力なしにはありえなかったと思う。今年、このコースを、このメンバーで走れて本当に良かった。

来年のNice Placeがどこになるのか。それはまだ解らないが、恐らく来年も出ている気がする。

Flecheは難しい。だからこそ楽しい。またその楽しさを味わうため、仲間を集めてコースを引くのだと思う。


最後に、今回のFlecheを開催・運営されたAJ神奈川の方々に御礼申し上げます。事前のコース精査、当日の運営等、ご対応頂いたおかげで走りに集中することが出来ました。ありがとうございました。

(終わり)

【走行データ】
通算距離: 527km
走行時間: 23時間45分
平均時速: 22.2km/h
平均心拍: 138bpm
獲得標高: 2651m
FC2 Management

テーマ : 自転車(スポーツ用)
ジャンル : スポーツ

Fleche2014 懇親会

せっかく走り終えても、ゴール受付をしなければ認定とはならない。


fleche93.jpg
しばし元標前でダラけた後、東京駅から横須賀線で鎌倉を目指す。十分に時間はあるので、輪行のパッキングものんびりと行う。

電車に乗った途端に全員爆睡。気が付くと鎌倉駅だった。ここでものんびりと自転車を組み立てた。


海沿いのR134をパレードラン。日曜朝の海岸沿いはローディーが多く、次々と自分たちを追い抜いていく。Flecheの最中は追い抜くばかりで、追い抜かれたことは無かったのだが、もう急ぐ必要は無いのだ。ゆっくりと、ゴール受付地点の鎌倉プリンスホテルを目指す。


fleche94.jpg
鎌倉プリンスホテルの入口には「Fleche」の文字。AJ神奈川スタッフの井手マヤさんに歓迎を受ける。


Cimg7998.jpg 
そして写真を撮って頂きました。


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駐車場には全国から集まった参加者たちの自転車が所狭しと並べられている。ここでようやくゴールした実感が沸いてきた。

個人的には3回目となる今回のFleche。前々回はリタイヤ⇒認定外完走。前回は認定されたものの、本来のゴール70km手前でストップ。こんなに晴れやかな気持ちでNice Placeに辿り着いたのは今回が初めてだった。落車で諦めなくて、本当に良かったと思う。

-----

ゴール受付も無事終了。527kmの距離が認定された。今年のFlecheの最長距離とのこと。嬉しい。

そしてここで、キクミミさんはとんぼ返り。なんでも、群馬の某ショップの試乗会のゲストに呼ばれているんだとか……寝ずに走ってそのまま試乗会のゲストって!!芸能人もびっくりのハードスケジュール。さすが皆のアイドルであった。


fleche96.jpg
ゴール受付が終われば、お待ちかねの懇親会の始まり。全国から集まってきたランドヌールが一堂に会す。言うなれば変態大集合の場。

色々な人から話を聞いてみると、どのチームも大きな天候の崩れは無く、しかも追い風の区間が多かったと言う。去年、一昨年は天候が荒れたことを思うと、今年は当たり年だったということだろうか。


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懇親会では、特徴のあるチームを主催者が紹介するというイベントも。もっとも高齢なチーム、女性だけのチーム(ランドヌーズ大奥)、もっとも遠方(和歌山スタート!)などなど。そして、私たちのチームも最高距離ということで紹介を頂いた。

認定527km。どうやら、2012年の「Fleche Japon(604km)」に次ぐ、国内Fleche歴代2位の距離らしい。信号の多い、日本の三大都市圏を抜けての527kmなので、これはかなり頑張ったほうだと思う。

同時に、「東京~大阪を24時間以内に走る」というチャレンジが、公的に認定されたという事実が個人的には嬉しかった。これまでに2度、東京~大阪間を24時間以内に走りきってはいるが、あくまで個人的な挑戦。公的な認定を受けるというのは、また別の感慨があった。

まもなく懇親会もお開きになり、それぞれの帰路へ。

Fleche2014、(落車はしたけど)無事終了。

Fleche2014 ゴール後

6:15、裏ゴール:日本国道路元標に到着!!

終わってみれば、15分余っての目的地到着であった。走行距離は527km。想定より少し長かったが、誤差の範囲だろう。

余った時間は15分。このまま走り続ければ、Flecheのルール上は24時間時点までの走行距離が認定距離となるのだが、全員もうやる気なし。「最後の2時間で25km以上走る」という条件も余裕で満たしている(戸塚~日本橋で39km)ので、ここでストップということになった。

元標前では、今回惜しくも欠場となったHideさんと、ポタガールのSanaさんがお出迎え。早朝なのに、ありがとうございます。

fleche91.jpg
とりあえず記念撮影。チャリモさんの顔が青白いw そしてスタート時点に比べて、全員の頬がこけている。やはりこの距離を24時間以内に走るのは過酷だ。

その後は24時間の経過を待って、元標の斜向かいにあるファミリーマートへ。ここで全員がレシートを貰い、ようやく終了と相成った。

(続く)

テーマ : 自転車(スポーツ用)
ジャンル : スポーツ

Fleche2014 本編⑨GOAL1:茅ヶ崎~GOAL2:日本橋

3:26、セブンイレブン 茅ヶ崎サザンビーチ店に到着。

確かFlecheのルール上は、申請したゴールはあくまで目安であり、別にレシートを貰う必要はない。だが、後で求められても困るので、一応貰っておく。

8分の休憩で、3:34には出発。残り61km、2時間56分。必要なAveは21.0km/hまで落ちたが、相変わらずギリギリである。

そして厄介なのが、「22時間ルール」の存在。

Flecheは22時間時点での場所を証明する必要がある。端的に言えば、あと1回コンビ二に寄る必要があるということだ。

この残り時間、1人であればロスとなるコンビ二休憩は入れずに最後まで走りきる作戦を取るはず。しかし、Flecheである以上、22時間時点では停止しなければならない。これがどのくらい効いて来るのか……。


遊行寺の坂をゆっくり登り、戸塚方面へ。この時間ならば踏切で引っかかることは無いはずだが、戸塚駅は定番の地下人道で越えた。

権太坂を登っている最中に、走行開始から22時間を迎えた。その時点ですぐ近くにあった、ファミリーマート小浦平戸二丁目店に滑り込む。

 「3分で出ますよ!!」

とアナウンス。ここで無駄な時間を使うわけには行かないので、あくまでやるのはレシートを貰う作業だけ。私はレジの前にあるブラックサンダーを1個だけ購入。店の中には「チームまったり詐欺」の面々も居たのだが、挨拶もそこそこに出発。滞在時間は、ジャスト3分だった。


残り39km、1時間57分。ロスは最小限で済ませたが、相変わらずギリギリ。余裕のありそうなキクミミさんが前を引き、横浜の街を行く。

R15に入ったところで、AZEさんが前へ。しかし異様にペースが速い。スピードは常に40km/h近く。さすがに後ろも付いていくのが辛い。川崎市に入ったところで、残り22km、1時間13分。必要とされるAveは20km/hを切っていた。

 「AZEさん、そんな急がなくても十分間に合いますよ。」
 「え?あと40分くらいじゃないの?」
 「……自分らがスタートしたの、6時半ですよ。」
 「……あ、30分勘違いしとった!w」


6時スタートだと勘違いしてたらしい。残り43分で22kmだと思っていたのならば、焦るのも納得。

ここからしばらく私が前に出てコントロール。六郷橋通過は5:28。残り時間1時間なので、やはりギリギリ。これが昼間や夕方なら間に合わないが、早朝なので渋滞も無いこの時間帯なら何とかなりそうだ。

都内に入ると、ふぃりっぷさんがメインで先頭を引く。品川駅前通過は5:57。残り8km、33分。

 「去年のFlecheでは、ここ(品川駅前)で酔っ払いに絡まれたよね」
 「あったなー」


と、雑談する余裕も出てきた。

時間に余裕が無ければ、信号の多いR15は避けて、新橋から昭和通りに入ろうと思っていたのだが。残り3km、20分。十分に余裕があるので、そのままR15を直進。

 「最後はリーダーが前に出てください!」

とのふぃりっぷさんの提案に乗って、私を先頭に日本橋へ5人で飛び込んだ。

(続く)

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ジャンル : スポーツ

Fleche2014 本編⑧元箱根~GOAL1:茅ヶ崎

夜の箱根旧道ダウンヒルは相変わらず怖い。走り屋の出現する時間にはまだ早いものの、黒いブレーキ痕が不安を煽る。ライトを全点灯し、慎重に下った。

旧道を下り切った所の、セブンイレブン箱根湯本店で作戦会議。箱根は80分で登る想定だったが、90分掛かっている。加えて、芦ノ湖でコンビニに寄ったこともあり、30分程度足が出てしまった。日本橋まで、あと94kmで残り4時間10分。必要なAveは22.3km/h。ギリギリだ。

気がかりなのはチャリモさんの体調である。残りのメンバーの余力を考えると、日本橋到達は可能だと思われる。しかし、箱根でのチャリモさんを見る限り、そこまでの余力は無さそうだ。

こうなると、選択肢は2つ。

 「最後まで5人で走って出来うる限り距離を伸ばす」
 「4人で走って日本橋到達を目指す」


フレッシュで多くのチームが直面するであろう問題。仲間を優先するか、目標を優先するか。

個人的にはチームの目標を優先すべきだと考える。フレッシュでは5人中3人がゴールすればよい。言い換えれば、2人までは見捨てることが可能だ。

ただ、今回は落車の件などで時間を使ってしまった負い目がある。さらに、チャリモさんにはパンクの修理もしてもらった。ここで見捨てて先に行けるほど、私もドライでは無かった。

 「チャリモさんどう?日本橋まで行ける?」

結局、判断は本人に委ねることにした。ここで「無理」との答えが返ってくれば、目標を下方修正しようと思っていたのだが。

 「行く!!」

と即答。顔は疲れきっているが、まだ瞳の奥には闘志が感じられる。

 "全員で日本橋を目指す!"

作戦は決まった。そうなれば、うかうかしては居られない。さっさと出発し、まずは申請上のゴールである茅ヶ崎を目指す。

午前2時を過ぎていることもあり、車はほとんど走っていない。走行風は期待できないが、渋滞も無い。小田原~国府津~大磯と快調に歩を進める。R134に入ると、キクミミさんとふぃりっぷさんの引き。この期に及んで40km/h近く出ている。やはりこの二人、強い。

真夜中のR134を駆け抜け、セブンイレブンに飛び込んだ。

(続く)

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ジャンル : スポーツ

Fleche2014 本編⑦PC6:三島~元箱根

23:51、PC6: ローソン ニュー箱根店に到着。

ここから先はルート最大の難所、箱根だ。なんとか貯金を保ったままここまでたどり着いたが、実際は結構ギリギリと考えたほうが良い。

大阪からキャノンボールをする上で、一つ達成の目安となるのが、この「ローソン ニュー箱根店」時点での残りタイムである。

ここから箱根峠までは14km。24時間切りに挑戦するような人なら、サラ足では60分を切るはず。しかし、大阪から400km走ってきた状態では、70~80分近くを要することが多い。

そして箱根峠から旧道を使って小田原までの20kmは下りなので、Ave30km/h程度(40分)で下ることが可能。

小田原から日本橋までは90km。無理なくAve20km/hと仮定すると、4時間30分掛かる計算だ。

 箱根登り(1:20)+箱根下り(0:40)+小田原~日本橋(4:30) = 6:30

つまり、ローソン時点での残り時間が6時間30分より多ければ、24時間以内に日本橋にたどり着く可能性は高い。

ローソン到着時点での残り時間は6時間39分。しかし、勘違いしてはいけないのは、ローソン「到着時点」ではなく、「出発時点」での残り時間が6時間30分無ければならないということ。ここでも悠長に休憩をしている暇は無かった。

アミノバイタルを飲み、ストレッチをしているとキクミミさんから驚きの提案があった。

 「重いものは上まで持つよ?」

ヒルクラの苦手な私とチャリモさんの荷物を、ヒルクラの得意なキクミミさんが持つことで少しでも実力を平均化しようという作戦らしい。元々今回は荷物が少なめだが、一番重いツール缶をお願いする。普段からママチャリにミクフォームでレースに出ているだけあって、これくらいは屁でもない様子。頼もしすぎる。

00:00、日付変更と同時に箱根クライム開始。

疲労はあるが、落車の痛みの影響はほぼ無い。ダンシングだと痛むが、シッティングで淡々と登っていくことが出来た。

一方で調子が悪そうなのはチャリモさん。フレッシュ前から胃腸の調子が悪かったのに加え、本番での補給も上手く行かなかったとのこと。

各自のペースで登ることもできたはずだが、ここはAZEさんとキクミミさんのクライマー二人がチャリモさんのサポートに付く。一緒に走ることで気持ちを切れさせないのが狙いだったと後から聞いた。余裕のあるメンバーが余裕のないメンバーを助ける。これぞフレッシュ。

90分近く掛かったが、何とか箱根峠まで全員が登り終えた。気温は-1度。上下共に冬でも対応できる装備ではあるものの、手先がかなり寒い。このままダウンヒルに突入するのは危険なので、芦ノ湖畔のセブンイレブン元箱根店で軍手を購入した。

ここからは箱根旧道、真夜中のダウンヒル。

(続く)

テーマ : 自転車(スポーツ用)
ジャンル : スポーツ

Fleche2014 本編⑥PC5:蒲原~PC6:三島

22:19、PC5: セブンイレブン清水蒲原新栄店に到着。TOTでも使った懐かしのコンビニだ。

落車してから2時間以上が過ぎたが、痛みはそれほど酷くなってはいない。なんとか走り続けられそうだ。

富士川から千本街道(旧東海道)までのルートは解りにくいため、久々に私が先頭を引く。

富士川の土手を階段で登り、R1に復帰。江川交差点で左折し、吉原駅前を抜けて旧東海道に至るキャノンボール定番コースを辿る。追い風の効果もあり、なんとか平地であれば30~32km/h巡航が可能であった。

檜交差点で千本街道に合流。ここから先は、ふぃりっぷさんの一本引き。「かなり疲れている」とは言いながらも、力強いペダリング。沼津まで約20kmの道で一度も信号に引っかからなかった。ここは何度も通っているが、こんなの初めて。

沼津~三島では逆に信号に引っかかりまくる。ふぃりっぷさんに変わって先頭を引き受けたキクミミさんが「どうやら信号に引っかかる呪いに掛かってしまったようでござる」と場を和ませた。

すっかり店の閉まった三島の街を抜け、いよいよラスボスの麓に至る。

(続く)

テーマ : 自転車(スポーツ用)
ジャンル : スポーツ

Fleche2014 本編⑤PC4:島田~PC5:蒲原

19:51、PC4:ローソン 島田中央店に到着。

「マシンにどこかトラブルは無い?」と言われ、「ハンドルが曲がってます。あと、空気圧が足りない。」と伝えると、F1のピットのごとく、他のメンバーが私の自転車を囲んで修理開始。「今のうちに買い物しといて!」と言われたので、店の中に入る。そして買い物をしながら考えを巡らせた。

……ここからどうするべきだろうか。

まだ残り距離は200kmある上に、その中には箱根も含まれる。万全の体調でもキツい時間設定だというのに、落車したこの体で耐えられるのだろうか。今はそこまで痛みは強くないが、それは落車直後でアドレナリンが出ているから。時間が経てば痛みは徐々に増してくることは想像に難くない。

リタイヤするならば、まだ新幹線はある。今からでも家に帰り着くことは可能だろう。

しかし、それで後悔をしないだろうか。

今の所は何とか24時間以内に東京まで辿り着けそうなペースで来ている。普通のブルベやキャノンボールであれば、後日リベンジすれば良いが、今回は事情が違う。

たまたま今年、東海道近くにNice Placeが設定され、たまたま強力なメンバーが集まり、たまたま天気にも恵まれた。この条件を揃えてリベンジが出来る機会は、この先には訪れないかもしれない。

ならば可能性を追いかけたい。他のメンバーには負担を掛けてしまうかもしれないが、まだこのライドを終わらせたくは無い。

買い物を済ませて外に出ると、マシンの修理はすっかり完了していた。

 「どう?走れそう?」
 「痛みはありますが……走ります。」


とりあえず走る。ダメそうならばそこで離脱する。そういった条件で継続の意志を表明した。

チャリモさんがコンビ二から出てきた。手にはゼリー。しかし、よく見るとそれは普段私が良く食べているゼロカロリーのゼリーであった。これだけハードなライドの最中に、カロリーの無いゼリーを補給してどうするのだろう?と、思わず突っ込みを入れる。

 「チャリモさん、それゼロカロリーだよ。」

一瞬、固まってラベルを凝視するチャリモさん。そしてツカツカと歩いてゴミ箱に近づき、半分ほど食べ終えたゼリーを勢い良く投げ捨てた。

 「ゼロカロリーなんて食うだけ時間と体力の無駄!紛らわしい!」

その様子を見て一同爆笑。同時に、ようやく人に突っ込みを入れられる程度に精神的な余裕が出てきていることにも気付けた。体は多少痛いが、行けそうだ。

-----

20:04、PC4を出発。金谷峠時点で35分あった貯金は、15分まで減っていた。あれだけコンビ二の休憩時間を切り詰めさせておきながら、一人で20分もロスしてしまった。非常に申し訳なく、情けない。なんとかこれ以上は足を引っ張らないようにしないと。

しばらくは先頭のローテーションには加わらず、集団の真ん中で走ることになった。内出血した手のひらは痛いし、ダンシングすると膝とわき腹が痛む。ただ、なんとか巡航のペースには付いて行く事が出来た。

藤枝のファミレス前で、駐輪場にいた人から声援を頂く。良く見ると、「niconico B」チームの、shinyaさん。ここで大休憩を取っていたらしい。出来れば他のメンバーとも路上で会いたかったが……遅れたのは自分の落車が原因なので仕方ない。

岡部宿を抜けると、宇津ノ谷トンネルへ向けて勾配が上がり始める。いつもであれば大した問題にはならないのだが、やはり負荷をかけると膝は痛い。だましだまし登ってトンネルを抜けた。

静岡の街中では、ちらほらと反射ベストの集団を見かけた。西から鎌倉を目指すチームは多かったこともあり、そろそろルートが交差しだしたらしい。

清水、興津を通過すると、富士由比バイパスに出る。ここは車道は自転車通行禁止だと思われているが、実は新興津川橋以外は走ることが出来る(寺尾交差点まで)。


R1の1本西の市道で興津川を越え、そこからR1に合流すれば車道を走ることが可能だ。そして、申請ルートは車道を通るルートであった。

時間は夜10時とはいえ、相変わらず猛スピードで車が走っている。全員、全ライトを点灯。平地のスペシャリスト・チャリモさんを先頭に、一気に駆け抜ける作戦とした。

じわじわとスピードは上がり、40km/h超で巡航。それでもかっ飛ばしている車とはスピード差があり、怖い。約4kmの道を7分で駆け抜け、なんとか寺尾交差点へと辿り着いた。この交差点、最近歩道橋が出来て道のつくりは変わったが、大阪側から車道を走る分には、以前と通行法は変わらないらしい。

由比の街を抜ければ、次のPCはすぐそこだ。

(続く)

テーマ : 自転車(スポーツ用)
ジャンル : スポーツ

Fleche2014 本編④PC3:浜名湖~PC4:島田

16:41、PC3:セブンイレブン 新居町浜名店(246km)に到着。

ここでも速攻で買い物を済ませ、「あと3分だよ!!」とタイムキープ。出発まで11分掛かったが、それでも30分近いリードを維持出来ている。良い調子だ。

一路、浜松バイパスを東進。初の大阪東京キャノンボールで、261さん改めざくさんと擦れ違った場所を通る。

 「ざくさんとは、ここで初めて会ったんですよね。」
 「思い出一杯、東海道だね。」


とキクミミさん。まさか、3年後に同じルートをチームで走っているとは、当時は想像もしなかったけれど。

バイパスが東から北へと進み始めたところで、目の前に手を振るローディーの姿。青い水玉のジャージに、青い水玉のCervelo。間違いない、キャノンボーラーのなるさんだ!練習帰りに待っていてくれてたとのこと。ありがたい。

一番退屈になりやすい中盤で、この応援の力はかなり大きかった。目に見えて集団のスピードが上がった。……が、勢いあまってバイパスから側道に降りるところを、ふぃりっぷさんが間違えそうになる。すんでの所で回避し、バイパスを降りて天竜川橋を渡る。

磐田を過ぎ、袋井への坂を上っている途中でAZEさんが、

 「足攣った……」

との訴え。信号停止のタイミングで秘密兵器「芍薬甘草湯」を手渡す。この漢方薬、足の攣りに即効性のあるナイスアイテム。なんとかAZEさんにも効いたらしい。話を聞いてみると、AZEさんはしばらく「走りながら攣りを直す走法」をやっていたらしいが……そんなことが可能なんですか!?やはり、この人は規格外である。

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掛川では、ルート上に従来は無かった自転車通行禁止の「看板」が出現。どうやら最近設置されたものらしい。迂回ルートをGooglemapで調べ、なんとか計画ルートに復帰。あとで調べたところ、この「看板」は「規制標識」ではないので法的拘束力は無いものらしい。紛らわしい。

Twitterを確認すると、「niconico B」チームが30分ほど前に掛川を通過したらしい。彼らとは、袋井~三島までのルートは共通。恐らくは金谷峠の先あたりでキャッチアップ出来るはずだ。

掛川の街を抜けると、徐々に道は金谷峠に向けて上り始める。一人で走ったときには、この辺りで足が一杯一杯であったが、さすが集団というべきか?足は残っている。なるべく初期加速を緩める作戦としたのも、無駄な足を使わずに済んだ要因だと思う。

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しばらくして峠に到着。煌々と光る、峠のラブホテルを横目にダウンヒル開始。

ここで、気付いたのだが、どうもライトの光が弱い。最大出力にしても、いつもの半分以下の明るさしかない。これは電池の残量が少なくなっているときの症状だ。ちゃんと出発前に充電してきたはずなのだが……充電に失敗していたのだろうか?金谷峠は路面こそ悪くないが真っ暗なので、慎重に下る。

ダウンヒルを終え、大井川を渡ったところで、チャリモさんに声を掛ける。

 「予備の26650を持ってたら貸してくれない?どうも充電に失敗してたみたいで。」
 「あー、良いけど。あと少しでチェックポイントだから、そこで良い?」
 「OK!」


26650とは、特殊な形式の充電池のこと。1本で5200mAhと、非常に大容量なのが特徴。

チャリモさんと私はこの電池を使う同じタイプのライトを使っていたので、予備があれば貸してもらおうと思ったのだった。とはいえ、次のPCまではあと3kmほど。わざわざ暗い中で電池を変えなくても、PCでゆっくり作業をすればよい。

そう考えたのだが、これがトラブルを生むのだった。


まもなく、PCに設定した「ローソン島田中央店」が現れる頃。青い看板が見えた!と思ったのだが、ローソンがあったのは道の右側。あれ?基本的には左側にあるコンビ二を指定したはず……と思ったが、移転などもありうる。一応確認しておこうと、そのローソンに入った。

入口にある店舗名を見ると「ローソン 島田中溝店」とある。どうやら、サイクルコンピューターの距離と実走距離が多少ずれていたらしい。ターゲットのローソンはもう500mほど先のようだ。

 「すみません、もう一個先のローソンみたいですね。」

と、メンバーに声を掛けて、車道に出ようとした刹那のことだった。

 ぐるん

と世界が回転して、左半身に強い痛みが走った。一瞬何が起こったのか解らなかったが、チャリモさんが「大丈夫か!?」と駆け寄ってきたところで解った。

どうやら落車したらしい。歩道と車道の間にあった縁石に気付かず、乗り上げて落車。ライトが暗かったため、全く縁石の存在に気付くことが出来なかった。

さらに悪いことに、縁石に乗り上げたことで前輪はパンク。チューブを交換しようとツール缶を開けようとしたのだが、手が震えて上手く開けられない。

 「パンク修理はこっちでやるから、ちょっと休んでて!」

チャリモさんがパンクしたホイールを手に取り、手際よくチューブの交換を始める。他のメンバーは、自転車へのダメージがあった時に備え、携帯で近場の自転車店を調べてくれていた。一人ならば、しばらく放心していたであろう場面。少しでも状況を前に進めてくれる仲間がいることを非常に有難く思った。

一息、深呼吸。動悸は未だ激しいが、落ち着いて体のダメージを確認する。体の左側が地面に叩きつけられたようで、腕に擦過傷、わき腹と太腿、膝にアザが出来ている。とっさに地面についた手のひらは内出血。頭を打った覚えは無かったが、ヘルメットも確認。特に傷はついていない。どうやらクリティカルなダメージは無さそうだ。

そうこうしているうちに、パンク修理は完了。とりあえず、本来のPCであるローソンへ移動しようということになった。

自転車に跨ってみると、ハンドルが曲がっていることに気付く。タイヤの空気圧も十分ではない。ただ、変速のトラブルやホイールの触れ等は無いようだ。

とりあえずマシンは問題ない。痛む左半身を庇いながら、数百メートル先のPCへと向かったのだった。

(続く)

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ジャンル : スポーツ

Fleche2014 本編③PC2:名古屋~PC3:浜名湖

12:53、PC2:ローソン 中川東中島店(158km)に到着。リードは、予定に対して14分まで拡大。

悪くない。このコンビ二でも相変わらずの鬼軍曹ぶりを発揮し、さっさと出発するように促す。走りで1分挽回するのは難しい。しかし、休憩を1分減らすのは難しいことではない。複数人で長距離を走るときの一番大きなロスは、休憩時間の増加なので、そこを積極的に抑えることは意味があると考えている。

7分休憩の予定だったが、12分掛かって出発。名古屋の街中ではあるが、通常の土曜日であるため、さほど車は多くない。マナーの悪い車も少なかったのは幸いだった。

伝馬町はいつもの方法で回避。松田橋から進行方向をやや南向きに取ると、止まっていても解るほどの風を背中に感じた。追い風である。初めての大阪⇒東京キャノンボールのときを思い出すほどの激・追い風。さほど頑張らなくても35km/hは出てしまう。これを機に一気に貯金を稼いだ。

BlANLQaCMAA3YFW.jpg
安城、岡崎を抜けて、あっという間に豊橋。お決まりの「キャノンボウル」前で記念撮影と同時に、自動販売機で水分を補給した。

PC2~PC3の区間は、道中で最長の距離(88km)があるため、私以外の水分が枯渇。一応、これを見越してダブルボトル体制で来ていたのだが、私以外の人は全員シングルボトル。作戦段階でダブルボトルを要請しておくべきであった。といいつつも、一応私も自動販売機で水を購入した。

潮見坂を降りても、なおも追い風は続く。

 「こんなに楽でいいのかな~?」

とはキクミミさんの弁。去年はこの辺りで逆風に悶絶していた。進む方向が逆になるだけで、ここまで違うことを考えると、自転車は風に左右されるものであることが良く解る。

結局、浜名湖畔のPC3には予定よりも18分早く到着した。

(続く)

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プロフィール

ばる

Author:ばる
群馬産のキャノンボーラー。
普段はラーメンかカレーを食べに行くグルメライドばっかりやってます。

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【長距離自転車TT記録】
大阪→東京:23時間02分
東京→大阪:23時間18分
東京⇔大阪:67時間38分
青森→東京:36時間05分

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