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東京→糸魚川ファストラン2015 ③CP2:大岡~CP3

10:15、CP2:道の駅 大岡物産センター(150km地点)に到着。またもここだけ雨が止んでいる。リタイヤする理由がなくなってしまった。

ここでトラブル発生。サイクルコンピュータとして使っているGPS「eTrex30」が起動しない。何らかのトラブルだろうか……起動画面で止まってしまうので、諦めて走り出す。ルートは解っているし、心拍ギリギリで走るほど追い込むつもりも無い。ログが取れないのは残念だが、最後まで走るのに問題は無いだろう。

まもなく、長野市街地へ。雨は完全に上がって、晴れ間も見えてきた。同時に上がる気温。熱中症にならないように意識して水を飲む。この区間は知らないチームの二人組とパックで走る。ちょうどいいペースだったが、長野の中心部で自分とは違う道に行ってしまった。


「糸魚川」の推奨ルートでは、この先の黒姫高原までR19で登ることになっている。しかし、善光寺裏にある「坂中トンネル」を抜けるルートの方が10kmほど短い。ブルベと違って推奨ルートに強制力は無いので、近道のほうを行く。

ここで問題となったのが「善光寺 ご開帳」である。今年は7年に一度のご開帳の年であり、いつもでは考えられないほど車が多かった。路肩も狭いので、渋滞に捕まってしまう。あとから考えてみれば、先ほど別ルートを行った二人組はコレを見越して他のルートに行ったのだろう。付いていけばよかった。

何とか善光寺を抜け、坂中トンネルの登りへ。割と斜度はキツいが、例年と違って日差しがキツくないので登りやすい。あまり苦しむこともなく、坂中トンネルに辿り着くことができた。このトンネル、登り勾配の嫌なトンネルだが、路肩は広くて走りやすい。

トンネルを抜ければ、チェックポイントまであと少し。残り距離も100kmを切っていた。

(つづく)
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東京→糸魚川ファストラン2015 ②CP1:岡谷~CP2:大岡

7:48、CP1:ファミリーマート岡谷山下町店(84km地点)に到着。タイムカードを受付に提出。糸魚川はブルベカードではなく、タイムカードを使う。ただ、記入は手動である。


先ほどまで降っていた雨はすっかり上がっていた。困った。これではリタイヤできないではないか。

サポートカーのパピコさん、ざくさんに声を掛けてタオルを貸して貰う。アイウェアに付いた雫を拭い、スタートの準備をする。話を聞くと、5分ほど前にマウロさんたちは出て行ったらしい。さすが速い。


10分程度の休憩で出発。CP1を出ると、すぐに塩尻峠へのアプローチ。傾斜はキツいが、距離の短い旧道を駆け上がる。再び国道20号に合流すると、うっすらと霧が。塩尻峠で霧とは珍しい……と考えていたのだが、標高が上がるにつれて濃くなる霧。峠に達する頃には視界が10m以下になっていた。これでダウンヒルに突入するのか……。気を引き締めて下り始める。

こうした霧の中で頼りになるのは「白線」である。フロントライトを点灯して、白線を照らすように下れば、オーバーランを防ぐことが出来る。ただ、信号に気をつけながらなので、中々難易度は高いのであるが……塩尻側の下りで信号があるのは、道の駅の前のみだったはず。そこさえ気をつければ良い。

高出交差点まで下りきり、ここで二段階右折。目の前には先週泊まりに来た「ルートイン塩尻」が。このままここで眠りたい。


塩尻の街まで来ると、ようやく霧が晴れてきた。後ろから来た列車に乗るが、イマイチ遅いので自ら先頭を引く。松本に入ったあたりで、後ろから一際大きな体躯のサイクリストが前に出てきた。不動の最速ライダー、アンディ・ウッドさんだ。後ろには、元国体代表で現在もJPTを走る菅原さん。間違いなく、「糸魚川」の最速列車である。

好機とばかりに、後ろに付かせてもらう。犀川沿いの緩い下りの道なので、付いて行くだけなら辛くは無い。登り基調に転じる「塔ノ原」交差点まではスイスイ到着。しかし、ここからはアップダウンに加えてカーブの多い道。またも橋の継ぎ目で減速したところで千切れてしまった。あと5kmくらいでCP2なのに……ま、雨も止みそうにないし、CP2で雨が降っていたら今度こそリタイヤしよう。

だがしかし。CPが近づくに連れて弱まる雨脚。「またこのパターンかよ……」と思いながら、CP2の道の駅に飛び込んだ。

(つづく)

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東京→糸魚川ファストラン2015 ①START:山梨~CP1:岡谷

雁坂みちを3人パックで一路西へ。さすがにマウロさんもふぃりっぷさんも慎重で、そこまでスピードを出さない。おかげで問題なく着いていく事ができる。ただ、二人とも泥除けをつけていないので、跳ね上げられた水が顔を直撃する。これだから雨の日は嫌だ。


山梨の善光寺脇を抜け、小さな登りを終えるとR20に合流する。ここからは川沿いで直進ばかりなので、路面に気をつける必要は無い……と思っていたが、所々現れる橋の継ぎ目が怖い。昨年秋、雨レースで落車してからというもの、グレーチング・マンホール・白線の類の上を抜けるときは自転車を倒さないと決めている。当然、減速しなければならないわけで、追いつくのに脚を使う。何度目かの継ぎ目を越える際に、ついにチームメイトからは千切れてしまった。


富士見峠は単独行で登っていく。大きめの列車が来たものの、付いていく気も起こらなかったので見逃し。一人で峠を越える。

峠の先はダウンヒル。富士見峠のダウンヒルは道幅も狭く、路面も良くない。ウェットだと気を使って神経が疲れる。ランドヌールの端くれゆえ、雨天走行はそれなりにこなしてきた。しかし、慣れないタイヤで、ある程度のスピードを出すのはリスキーである。この辺りから「もうやめたいなぁ」という気持ちが強くなっていた。

このまま走り続けて落車という事態は避けたい。そうなればPBPの出場に黄色信号が灯ってしまう。「糸魚川」はエントリーするために1500km走る必要は無いし、毎年開催される。しかし、PBPは4年に一回。苦労して獲得した出場機会を棒に振りたくはなかった。

  チェックポイントで雨が降っていたらリタイヤしよう。

雨脚は弱まる様子もない。次のチェックポイントの岡谷までの距離は約30km。ここまでに雨が上がらなければ、大事を取ってやめてしまおう。7年目にして初リタイヤとなるのは悔しいが、怪我をするよりはマシである。あと一時間も頑張れば楽になれる。そうなると、心なしか脚が軽くなった。


しかし、諏訪湖の湖岸を走っていると、雨が弱まってきた。若干の晴れ間も見える。アレレ、どういうことだ……。釈然としない気持ちのまま、岡谷のチェックポイントに到着した。

(つづく)

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東京→糸魚川ファストラン2015 スタート前

3:45、アラームで目を覚ます。

カーテンを開けると、路面はドライ。雨予報だったが、何とか今年も雨は避けられたか……と思っていた。しかし、直後に「Yahoo地図」アプリから「雨雲接近」の報せが入る。雨雲レーダーを見ると、付近は間もなく雨雲に包まれる。ほどなくして、雨が降り始めた。

そして、ここで心拍計を忘れたことに気付く。「下関→大阪」といい、「青森→東京」といい、心拍計を忘れたライドは大抵オーバーペースになって自滅している。今回も同じことになるのではないかとテンションは一層下がってしまった。


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外していた泥除けを装着し、雨具を来てホテルをチェックアウト。降りは強くないが、路面はすっかりウェットである。今回のために取り付けたContinental Competitionは22Cと若干細く、接地感が希薄。細心の注意を払い、スタート地点である「万力公園」へと向かった。


4時半に万力公園に到着。チームメイトに挨拶をする。今回は、マウロさん、ふぃりっぷさんと同じウェーブでのスタート。本来はナイロン先生もここに加わるはずだったが、直前で仕事が入ってしまいキャンセルとなった。登りの強いこの二人に果たして着いて行けるかどうか……。

雨はすぐ止むと踏んで、雨具を脱いでスタート地点に着く。5:01、時間通りにスタートした。

(つづく)

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東京→糸魚川ファストラン2015 プロローグ

東京→糸魚川ファストラン クラシック。今年で第44回を数える、日本最古のロングライドイベントである。

第40回までは、高尾山口→糸魚川の283kmであったが、2012年から山梨→糸魚川のコースに変更。直江津周りのコースとなることで、再び距離は300kmを越えた。

本イベントはレースではない。しかし、制限時間を一杯に使って走るイベントでもない。交通ルールを守って、自分の精一杯の速さで目的地にたどり着く「ファストラン」イベントである。

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今年は「糸魚川」に対するモチベーションがイマイチ高くはなかった。理由は「PBP(パリ~ブレスト~パリ)」の存在。前週の「興津600」で参加資格を得て、気持ちはすっかり海の向こうに行っていた。「糸魚川」は高負荷・長時間のため、その後故障することも多く、あまり気が乗らなかったのも事実である。

いつもならばチームで借りたハイエースで深夜出発なのだが、今回は前日入り。チームにメンバーが増えたので、車に入りきらなかったのが理由。午後半休を取って、中央線で石和温泉駅へと向かった。


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石和温泉では、がんちょさんオススメの洋食屋「ドンキホーテ」でカツレツをいただく。これは美味い。ブルベでは石和温泉付近を通ることは多いので、近くを通ることがあればまた食べに来たいものだ。


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前泊したのは、「石和セントラル」という場所。よく解らず予約したが、物凄く広い。マンションの一室をホテルとして提供しているようで、一階には温泉の大浴場もある。コンビ二も併設しており、良い宿だった。ここを拠点に、山梨の山岳地帯を巡る合宿をしても面白いかもしれない。

夜10時には消灯して就寝。部屋が広すぎて若干落ち着かなかったが、すぐに意識が落ちた。

(つづく)

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ジャンル : スポーツ

BRM509興津600 エピローグ

ゴール後は健康ランドに入り、風呂へ。ゴール直後に風呂というのは非常に嬉しい。このブルベの人気がある理由が良くわかった。風呂のあとは仮眠室で1時間ほど仮眠。

目を覚ましてTwitterを見ると、ニコ生自転車部のアーツさんとカマノさんがゴールしたとのこと。早速玄関で出迎える。二人とも、自分と同じくPBPを目指しており、今回の興津600で出場を決めた。

同じくらいの時間にゴールしているランドヌールの中に、知った顔を発見。会社の先輩であるKawaさんだ。聞けば、ここまでは車で来たとのこと。Kawaさんとウチの距離は10kmと離れていないので、乗せてもらえないか頼んでみると、快諾を頂く。向こうも帰りの車での話し相手を探していたので丁度良かったようだ。

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そして、健康ランド内の食事処で祝勝会。カマノさんは電車で帰ると言うことで、乾杯だけして離脱。アーツさんと二人で駿河湾の桜海老を楽しんだ。

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二人共、かなりの日焼け……。


帰りの車では、Kawaさんとブルベ話に花が咲く。「ここは辛かった」「雨が降った」等々、話は尽きない。結局、お互い全く眠くなることも無く、その日のうちに帰宅。長かった2日間のブルベが終わった。

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苦手の600kmブルベだったが、なんとか完走。雨ブルベの経験を積んだこともそうだが、天候にも恵まれたのが勝因だと思う。雨が降った時間は1時間程度、2日目の安曇野~鰍沢口の区間も追い風だった。何度も参加している人に聞くと、中々無い良コンディションだったそうだ。

それと、途中にホテルを取るという施策も有効だった。質の高い睡眠を取ると、最後まで眠くなることが無い。ベンチ等での仮眠よりも回復度合いは大きかった。直前まで行き当たりばったりの宿泊プランの予定だったが、経験者からのアドバイスでホテルを抑えたのは正解だったと思う。先達の言うことは聞いておくものだ。

ともあれ、これでPBPへの参加が確定。気持ちが高まってきた。あと三ヶ月、きちんと準備をして1200kmを走りきりたいものだ。


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(終わり)

【走行データ】
通算距離: 601km
走行時間: 33時間57分
平均時速: 17.7km/h
平均心拍: 118bpm
獲得標高: 5410m

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BRM509興津600 ⑦PC5:西八代~GOAL:興津

12:46、PC5: ローソン六郷町店(523km地点)に到着。スタートからここまでで、ちょうど東京~大阪間の距離をこなしたことになる。30時間以上掛かっていることを考えると、「キャノンボールって大変なんだな」と改めて感じる。

ここをラスト休憩にするつもりだったので、ガッツリと補。塩分喪失に備えて、冷やし中華をつゆまで完飲。水は2リットル買い、1リットルをボトルへ、0.5リットルを掛け水に、残りをその場で飲みきる。これで最後まで持つはず……と思ったが、実際にはそうでもなかった。

向かい風の中を出発。ほどなくして、身延の市街地に到達する。このあたりでは一番大きな街だ。そして、街を抜けると激坂が待ち受けている。激坂と言っても15%は無いのだが、ここまで550kmを走ってきた身には十分に脅威になりうる坂だ。


この坂を登っている途中で、不意にあることを思い出す。思い出したのは、この時ちょうど「大阪→東京キャノンボール」に挑戦中の雪ミクさんのことだった。

雪ミクさんは夜12時に大阪を出発している。現在時刻は13:54。達成ペース(グロスAve23km/h)に乗っているならば、

  23[km/h] * 13.9[h] = 320[km]
  
320km地点は、大体、金谷峠を越えた藤枝のあたり。……あれ、もしかしてこれは、由比のあたりで擦れ違えるのでは?



今回のブルベは、一部キャノンボールコースと重複している。重複しているのは、由比~蒲原の約7kmのエリア。キャノンボールコースで言えば、約360km地点、興津600のコースで言えば、約590km地点である。


 ・藤枝から由比までは約40km。
 ・自分の現在地から由比までは約40km。


 
つまり、雪ミクさんと同じペースで走れば、計算上はこの重複期間で擦れ違えるということになる。つまり、その為にはグロス23km/hで走る必要があるということだ。

ここまで550km走ってきた体でこのスピードを出せるかは未知数だが、出来るならば是非応援したい。彼は前回のキャノンボールに失敗しており、今回はかなりの準備を積んでリベンジを狙っていた。そして、道中の応援はかなり力になることを、私は知っている。一度目のキャノンボールに失敗し、二度目のキャノンボールで、「ざく」さんとのエール交換で力を貰って達成に漕ぎ付けた自身の経験を思い出していた。

気付いてしまったものはしょうがない。ここから由比までは踏んでいく決意を固めた。激坂を一気に登り切り、先へ進む。途中止まった信号で雪ミクさんのツイートを確認すると、想定通りのペースで進んでいるようだ。やはりこのまま行けば擦れ違えるはず、と確信を強める。


山梨県と静岡県の境には、短いながらも勾配がキツめな坂が2箇所連続する。ここもケイデンス高めにして、なるべく早くクリア。ここ一時間のグロスAveも24km/h近く出ている。良い調子だ。しかし、ここで水分が足りなくなって自動販売機で補給。やはり暑い。またハッピードリンクショップの世話になってしまった。


静岡県に入り、富士川沿いに引き続き南下。富士市の中心に近づくに連れ、見覚えのある風景が増えてくる。15:27、588km地点からキャノンボールのコースに合流。ここからは対向車線に注意を向ける。自転車乗りの多い道ではあるが、彼の自転車はディスクホイールだったはず。痛ディスクを見逃さないように前に進む。

15:45、595km地点で、前から痛ディスクの自転車乗りを視認。間違いない、あれだ!!

  「頑張れ~!!」
  「はい!!」

  
いきなり声を掛けられて一瞬驚いたようにも見えたが、あちらも私のジャージ(キャノボジャージ)を見て察してくれたようだ。見た目はまだまだ元気そう。しかし、この時間で由比駅周辺にいるのは、かなり際どい。なんとか踏みとどまって貰いたいと願いつつ、先に進んだ。

応援任務を終えたので、あとはゆっくりゴールするだけ。寺尾交差点には行かず、サッタ峠方面へ向かい、倉沢の集落を抜ける。西倉沢の交差点を押しボタンで渡り、太平洋自転車道へ。

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しばらく漕ぐと、駿河健康ランドが見えてきた。新興津川橋の反対側では、AJ神奈川の人たちが手を振っていた。ようやく長かった旅路が終わる。


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15:57、駿河健康ランド(601km地点)にゴール!

野外に設置された受付にブルベカードとレシートを提出し、完走サインを終える。33時間57分で、無事認定を頂ける事になった。これで今年もSR獲得である。

そして、PBPへの正式エントリーの権利をこれで獲得した。あとは認定番号を貰えれば、本エントリー可能。ようやく、今年の最大目標への参加を確定することが出来たわけだ。嬉しい。

しばらく、受付に用意された椅子に座ってボーっとする。目の前は海。気温も下がってきており、海風が気持ち良い。苦手の600kmを完走できた達成感をかみ締めながら、しばし余韻を楽しんだ。

(つづく)

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BRM509興津600 ⑥PC4:北安曇~PC5:西八代

6:17、PC4: セブンイレブン信濃池田会染店(401km地点)に到着。PCクローズには余裕で間に合っている。もう少し寝ていても良かったかもしれない。



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白馬の山を見ながらカップヌードルを食べていると、PC3で会ったRIDLEY乗りの方がやってきた。彼は塩尻の手前の伊那で宿を取ると言っていたのを思い出す。


  「よく寝られましたか?」
  「たっぷり寝ましたよ!」


  
そういえば、この方は4月の石廊崎400でお会いした方だった。ブルベは同じくらいの早さの方とは最初から最後までご一緒することが多い。こうして見知った顔が増えていく。

  
割とこのコンビ二ではゆっくり時間を取り、23分滞在して出発。とりあえずPC4に時間内に辿り着ければ残り200km。標高567mから、海沿いの標高0mを目指すわけなので、標高の収支は必ずマイナスになる。つまり下り基調ということ。もっとも、その間には1000m級の塩尻峠と富士見峠が待ち構えているのだが……。

「道の駅はくしゅう」までの区間は、「東京糸魚川ファストラン」のコースを逆から辿ることになる。走り始めて早々、左ひざに違和感。今すぐ悪化しそうな痛みではないものの、力を入れて踏むと痛む。ギヤを普段より一枚軽いものにし、負荷を掛けないように走ることを心がける。次々に他の参加者に抜かれていくが、気にしない。もうあとは進みさえすればゴールできるはず。焦る必要は無い。


8:10、再び塩尻のルートイン前に到着。ここで思ったのが、

  「ホテルはチェックアウトじゃなくて、一時外出にしても良かったなぁ」
  
ということ。まだ最終チェックアウト時間までにはあと2時間ある。ホテルで再び休むことも不可能ではない。とはいえ、再起動がキツそうなので、やることは無さそうだが……。


高出交差点を左折し、ここから塩尻峠。岡谷側からは何度も登ったことがあるが、こちら側から登るのは初めて。斜度はそうでもないが、距離が長く感じる。実際、岡谷側は本格的な登りは5kmしかないのに対し、塩尻側は10km近くある。いつも豪快にダウンヒルをするだけだったので、ここまで長いとは思わなかった。


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標高1000mの塩尻峠を抜けると、御褒美のダウンヒル。岡谷の町まで一直線だ!と思って降りていたら、ミスコース。途中の旧道に右折しなければならなかったらしい。500mオーバーランしたので、500m上り返す。辛い。

岡谷の街を抜け、諏訪湖へ。コースは諏訪湖の西側を抜けている。こちらも「東京糸魚川ファストラン」のコースと同じ。諏訪大社前を抜け、坂室バイパスへ。登り勾配で長めのトンネルなのでちょっと怖い。逆側からだとあっと言う間なのに、800mもあったことを実感する。

トンネルが終わると、緩やかに富士見峠への登りが始まる。こちらは塩尻峠とは違って、かなり短く感じた。韮崎からダラダラ30km近く登るのに対し、こちら側からだと5km程度と短い。斜度もあまり無いので、一気に上りきった。



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富士見峠からは、身延線の入口である富士川町までのダウンヒル。気温はかなり高くなっているものの、下り基調のお陰でそこまで暑くは無い。穴山橋からの分岐は初めて通ったが、車通りが少なくて非常に快適な道。富士山もくっきり見える。地元の自転車乗りらしい人を多く見かけたが、確かにここは信号も少なくて練習に使うには良さそうだ。


鰍沢口(かじかざわぐち)を過ぎると、身延線沿いを南下開始。この道を通るのは3度目だが、あまり良いイメージが無い。

 ・下り基調のはずなのにアップダウンが多い
 ・向かい風であることが多い

 
というのが理由だと思う。ここは南風が吹くことが多く、大抵スピードが乗らないのだ。今回も例に漏れず向かい風。後から聞いた所、夜になると南風は収まることが多いらしい。

ダウンヒルが終わり、身延線沿いのアップダウンに入ると、一気に暑さを実感する。Garminの表示している気温は30度。実際の気温は体感で28度程度だろうか?体がまだ暑さに慣れておらず、この程度でもキツい。手持ちの水分も切れており、早く次のPCに辿り着きたい一心でペダルを回した。

(つづく)

BRM509興津600 ⑤塩尻~PC4:北安曇

3:55、アラームの5分前に目が覚めた。たっぷり4時間寝られたらしい。これまでのブルベであれば、道の駅や健康ランドで1~2時間の睡眠と言うことが多かった。こういった短期の仮眠では確かに眠気は飛ぶものの、体の疲れは残ったまま。しかし、ホテルの風呂と布団の力は凄く、ほぼ全快した感じ。

ウェアと自転車の準備を終え、4:30にチェックアウト。ホテルの外に出ると、ちょうど反射ベストの自転車乗りが入ってきた。え、まさか……


  「もしかして、今から寝るんですか?」
  「いやー、寝てる時間は無いからシャワーだけだね……」


  
次のPC4のクローズ時間は8:40。そして、このホテルからPC4までの距離は40km。600kmブルベに参加する人ならば2時間あれば着く距離ではあるが、余裕を考えると2時間半は見ておかなければならない。となると、このホテルに居られるリミットは6時ごろと言うことになる。確かに1時間半のマージンでは仮眠をしている時間は無いだろう。


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近くのセブンイレブンで補給をし、ルートに復帰。安曇野のPC4へと向かう。


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曇り時々雨だった昨日と違い、今日の予報は晴れ。白馬の山々も非常に綺麗に見渡せる。出来ればブルベではなく、ゆっくりツーリングで走りたい風景だ。

この区間は特に波乱も無く、ただただ長野らしい風景の中を走っていただけだった。

(つづく)

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BRM509興津600 ④PC3:飯田~塩尻

18:54、PC3: サークルK 東かなえ店(279km地点)に到着。ほぼ同時に入ってきたRIDLEYの方には見覚えがあったが、どこで会ったかは思い出せなかった。

PC2で25km/hを越えていたAveは21km/hまで低下していた。ここから塩尻までの距離は80km。しかも、途中には善知鳥峠が控えている。PC2までは、塩尻に22:00には着けると考えていたが、今や23:00も危うい。ホテルまでノンストップで走るため、多めに補給食を買い込み出発。


ここから善知鳥(うとう)峠までは緩い登り。450mまで下がった標高を、再び900mまで押し上げる。

伊那市に入り、伊那本郷のあたりでルートミス。伊南バイパスに入りそうになってしまった。慌てて戻ってR153に復帰。このあたりにも工事予告の看板が合った気がするが、詳細は覚えていない。

駒ヶ根を抜け、伊那の中心部に入る。伊那は免許合宿で2週間だけ暮らしたことのある場所だ。その時暮らした自動車教習所の前を通れるかと思ったが、ルート上には存在せず。ただ、かつて仮免教習で走った風景は見られたので懐かしかった。

伊那の中心部を過ぎると、善知鳥峠への登り。斜度は緩く、アウターでも回していける範囲。ピーク直前で少し斜度がきつくなったが、あまり苦労することなく善知鳥峠を通過。時刻は22:47、気温は10度だった。

ここまではアップダウンばかりだったが、ここから塩尻の街までは一直線のダウンヒル。残り6km、13分あれば問題なく辿り着ける!


23:00、ホテル ルートイン塩尻(360km地点)に到着。余裕を持って23:00チェックイン予定としたはずが、ギリギリになってしまった。


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フロントに顔だけ出して、ホテル向かいの松屋で牛丼を食べる。久々に座ってご飯が食べられて嬉しい。


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23:15、ホテルにチェックイン。ルートインは、タイヤの泥などを野外で落とせば、部屋の中に自転車を持ち込ませてもらえることが多い。塩尻も例外ではなく、部屋に自転車を持ち込むことが出来た。輪行袋を使わなくて良いのはありがたい。

着ていた物を全て脱ぎ、ファブリーズを噴射。本当は洗濯をしたかったが、今は睡眠時間が惜しい。少しでもニオイを抑えるための工夫だ。

浴衣に着替えて風呂。ルートインは大浴場も備えている。本当に自転車旅行向きのホテルだ。しっかりと筋肉をほぐし、マッサージを行う。冷水で筋肉の炎症を鎮めてから風呂を出る。


24:00、予定通りに就寝。ものの数分で意識が落ちた。

(つづく)

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プロフィール

ばる

Author:ばる
群馬産のキャノンボーラー。
普段はラーメンかカレーを食べに行くグルメライドばっかりやってます。

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【長距離自転車TT記録】
大阪→東京:23時間02分
東京→大阪:23時間18分
東京⇔大阪:67時間38分
青森→東京:36時間05分

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